悲しいかな、悲しいかな。

Ｍｏｔｏ　ＧＰ　がある週はいつもワクワクしている。
今年も残すとこ、あと２戦。
シーズンが終わると少し気分も下げ気味になり、また新しいシーズンが始まるのがとても待ち遠しい。


そんな楽しみな週が今週だったが、その気分も一転。　とても残念な気分に・・・。
Ｍｏｔｏ　ＧＰ決勝レースが始まって２週目に事故。
その事故でイタリアのマルコ シモンチェリ選手（２４歳）が事故死。


イタリア人らしく、いつもカメラに映し出されるとニコニコしながら手を振っていた。
今日もレース数分前に笑顔で手を振っていたのが、忘れられない。
彼の走りはとてもアグレッシブで、何かしてくれるんじゃないかと、見ていてワクワク、ドキドキさせられた。
いずれ、ワールドチャンピオンになれる存在だったのに。


事故の瞬間、ピットでシモンチェリの彼女が顔を手で覆い泣いている姿が写しだされた。
事故直後、路面にうつ伏せに倒れ、ヘルメットも脱げ、ピクリとも動かない彼を、おそらく　「もう、だめかもしれない」と見た多くの人は、思ったかもしれない。
少なくとも私は見た瞬間に思った。

レース中の事故は致し方ない。
２０代の頃、少しだけ鈴鹿でレースのまね事をしていたから、多少は分かる。
避け切れないこともあるし、思っても無いときにステンッと転ぶこともある。
まったく、レベルは違うとこにあるが。

でも、プロもアマチュアも、ツーリングユースのライダーも必ず無事に家族やピットクルーの元へ帰るのが最低条件だと思う。
シモンチェリはアグレッシブだったが、その分転倒も多いライダーだった。
有望な若手ライダーだっただけにとても悔やまれる。

去年は日本の宮沢祥也選手（享年１９歳）が亡くなった。彼も有望なライダーだった。
若い有望なライダーが亡くなるのは、Ｍｏｔｏ　ＧＰ、いや、バイクフリークとして、とても残念でならない。

もっと、書きたいが、これぐらいにしとかないと、最後まで読んでもらえないかもしれないので。


シモンチェリ選手、ありがとう。　そして安らかに眠ってください。



来週、何年振りかの日帰りツーリングの予定が入っている。
無事、家族の元に返れるように、セーフティーライドで行ってこよう。